カナダの好きなところを教えてください。
自然と都会がうまく共存していて、便利な場所に住みながらも、山や海に簡単に息子を連れて行けるので子育てがしやすいです。
人がフレンドリーで子供に声をかけてくれるのが嬉しいです。ストローラーを押していると助けてくれたり、子育てしている人に優しいなと感じます。コロナになって、人と人が距離を取るようになり、声をかけてくれなくなったのがとても寂しかったです。
周りと合わせなくても良いのでとても気楽に過ごせるのが好きです。


カナダにはいつ、どんなきっかけで来ましたか。
2015年にバンクーバーにワーキングホリデーで来ました。もともと旅行が好きで、英語が話せたらもっと旅行が楽しくなるだろうと思い、東京で英会話学校に通い始めました。学生の頃は英語が苦手だったのですが、会話が少し出来るようになると英語を学ぶことが楽しくなりました。自分でやろうと思ったものは成長も早いんですよね。その後ワーホリに行こうと考えていたので、短期間で日常会話レベルの英語を習得するために仕事を辞めて1年間のECCの英語専科クラスに通い、卒業後すぐにバンクーバーに来ました。
カナダに住んでいて一番大変だったことを教えてください。
子育てのワンオペ生活です。夫の仕事の関係で一人で子育てをしないといけない期間が多く大変でした。日本での出産を選んだため、バンクーバーで産前クラスを取りませんでした。そのため、ママ友があまりおらず、バンクーバーに戻ってきてから孤独な日々を過ごした期間がありました。日本で母や周りの助けがあった中から、急にここで一人になったのでさらに辛く感じました。お友達が出来てからは、いろいろなことが話せるようになり心が軽くなりました。

あなたのモットーを教えてください。
明日は明日の風が吹く。なるようになるとゆるく生きています。
日本では、こうしなきゃいけない、ああしなきゃいけないという思いに囚われていました。今やりたいと思ったこと、楽しいことをやる、今日やりたいと思えることをやる。そんな風に変わりました。

Takakoさんが経営されているショップ、Junebebeについて教えてください。
男の子でもオシャレなしかも高すぎないお洋服をセレクトしたオンラインショップを8月末にオープンしました。6月生まれの息子にちなんでJUNE BEBEという名前にしました。
きっかけは、周りにビジネスをしているお友達が多かったので刺激を受けたからです。息子を出産後、2回流産しています。精神的に辛い中、「よし、自分が楽しいと思うことをやろう」と思うようになりました。自分に余裕を持てるようになりたい、そのために自分が打ち込めることをやろうと思いました。
息子の洋服をネットやショップで見たり選んだりするのが好きだったのですが、なにせ男の子の洋服がかわいくないんです。男の子=サッカーボール・車・恐竜。そして、かわいいと思ったお洋服はとても高い。ファストファッションで購入すると同じ物を着ている子が多くて、選択肢があまりないのを日頃感じていました。店頭もオンラインショップも女の子の服が多いんです。男の子を持つママ達にもお洋服のショッピングを楽しんで欲しいです。



今後の目標について教えてください。
夫の仕事の関係上、家で自分で時間のコントロールが出来るのが良いです。ロゴを創ったり、準備をしたりすることが楽しいし、お客さんが購入してくれたものお子さんに着せて写真を送ってくれたのを見るのがとても嬉しいです。
日本ではSEをしていたのですが、デザインを作り上げるデザイナーさんたちの作品を見てやってみたいなと思っていました。BCITでグラフィックデザインのコースを取り勉強したときに、何かを作り上げるってとても楽しいなと感じました。
今後は、自分がデザインした洋服を作って、ショップの中で取り扱っていきたいと考えています。
編集者のコメント
Ogojo Canadaが主催する読み聞かせクラス「おはなしおはなし」に息子さんを連れてきてくださったことがご縁となり、今回インタヴューをさせていただきました。たかこさんの3歳になるお子さんはとても可愛くて面白い男の子。動きやすそうだけどとてもオシャレなアーストーンのお洋服を着ているのが印象的です。
流産というとても辛い経験をされたその瞬間に、「自分が好きなこと、楽しいことをしよう」と思ったと、とても強く、でも穏やかに話してくださいました。やんちゃな男の子を持つママでもオシャレをお手頃に楽しみたい、そんなママ達のために起ち上げたオンラインショップ。ニュートラルカラーなので出産祝いのプレゼントにもお勧めです。
近い未来、たかこさん自身のデザインしたお洋服が販売されるのを楽しみにしています。











