カナダで子育て

カナダの子育て事情:出産・育児給付金

k

2021年10月時点のカナダの出産給付金、育児給付金についての情報です。

変更しますので必ず政府ウェブサイトよりご確認ください。

出産給付金

受給対象者

  • 妊娠中または出産直後で仕事を休んでいる人にのみ。両親間で共有することはできません。

対象となる期間

産休給付金は、早ければ出産予定日または出産日の12週間前から受け取ることができます。出産予定日または出産日のいずれか遅い方から17週間を超えての受給はできません。

産休給付期間と金額

  • 15週まで。 平均週収の55%、上限額週595ドル

育児給付金

受給対象者

育児給付金は、新生児または新たに養子となった子供の両親に支給されます。出産手当を受けている方は、育児手当を受けることもできます。

対象となる期間

育児手当は、子供が誕生した日の週、または養子縁組のために子供があなたに預けられた週から特定の期間に受けることができます。

育児休業給付金の種類

Standard Parental Benefits
(基本育休給付)
最大40週まで。ただし、片方の親が35週を超えて基本給付を受給することはできない)平均週収の55%、上限額週595ドル。
Extended Parental Benefits(延長育休給付)最大69週まで。ただし、片方の親が61週以上の延長給付を受けられない。平均週収の33%で、上限額は週357ドル。

*ただし給付金は、収入と見られるので税金がかかります

選択によって、受け取る週数と週あたりの金額が決まります。

両親で共有する場合は、それぞれの親が同じオプションを選択し、それぞれの申請書を提出する必要があります。両親が、同時に、または次々と給付金を受け取ることができます。

給付金の受給開始後は、オプションの変更はできません。

給付金資格

  • 出産給付金ー妊娠しているか、または最近出産した方
  • 育児給付金ー新生児または養子を養育している親
  • 1週間以上、通常の週収が40%以上減少した場合
  • 2022年9月24日まで:請求開始前の52週間、または前回の請求開始からの52週間のうち、短い方の期間に420時間の就労時間を累積した場合。

*例:420時間は、週35時間の労働で12週間分に相当。

トップアップについて

雇用主によっては、産休や育児休暇中の従業員に追加でお金を支給するところもあります。これは「トップアップ」と呼ばれています。トップアップの有無については、雇用主に確認してください。

*ただし職場復帰しなかった場合は返金しないといけない場合があるのでご確認ください。

カナダ国外に渡航する場合


引き続き資格条件を満たしている限り、カナダ国外でも出産・育児手当を受け取ることができます。ご自身の状況に応じて、Service Canadaにご相談ください。

ちなみに、産後3か月で日本に5週間帰りましたが、問題なく給付金が支給されました。

申し込み方法

申し込みに必要な情報

過去52週間の勤務先の名前と住所
各雇用主に雇用されていた日付と、雇用されなくなった理由
過去52週間の間に退職または解雇された場合、その事実についての詳細な説明
社会保険番号(SIN)
給付金を共有する場合は、もう一人の親のSIN
ご両親のどちらかの出生時の姓名
口座振替に登録するための銀行情報
お子様の誕生予定日または実際の誕生日
養子縁組のためにお子さんがあなたに預けられた日、および養子縁組を取り扱った機関の正式名称と住所

ROE(雇用記録)

雇用主に、職歴に関する情報を提供するために雇用記録(ROE)を発行してもらいます。その情報から

EI給付を受ける資格があるかどうか
受給額

が判断されます。

給付金申し込み先

リンクはこちら

最後に

第一子は、出産予定日の2週間前から産休を取ったのですが、予定日より遅れて生まれてきたので1歳になる前に職場復帰となってしまいました。そのためか出産直前まで産休に入らない方が多いです。

第二子のときは、1年では職場復帰できそうもなかったので、育休を半年延ばしてもらいました(給付金無し)。結局、そのまま退職してしまったので、雇用主からのトップアップは返金しました。ちなみに、職場復帰して6か月就労したら返金しなくて良いという契約でした。

私の場合、自分で給付金について調べて申請をしないといけないのがとてもストレスに感じました。人事担当の方に相談するのが一番だと思います。